フジロック2019参戦レポート「山猿の巣」

僕は今、日本列島を舞台に借金取りと鬼ごっこをしている。金を借りるとき姉(幻の花のように美しい)の使用済みパンティ1万枚を担保に入れたので、僕が債務不履行を起こした場合、メルカリとヤフオクに大量のパンティが出品されるだろう、というのは嘘で、担保もクソもなく金を借りてその返済のために働かざるを得ないのが俺様の現状である。

 

住み込みのバイトだと生活の固定費を下げることができる上に、仕事以外出来ることがない「限りなく刑務所に近いシャバ」みたいな環境で構造的に金を使う場所がないので、まるで冬眠前のリスみたいに金が溜まる溜まる。というわけで最近は住み込みのバイトを転戦する旅芸人みたいになってるんだけど、最近はフジロック3days の臨時バイトをした。バイトが終わった後は従業員パスを貰えるからフジロックを気がすむまで堪能できる。で、フジロックの3日間通しチケットは4万円くらいするから、実質賃金は10万くらいになると思う。

 

汎用型ロボットみたいな仕事を求められる非人間的なバイトだったのだが、フジロックは「ちんちんを隠しておけば後は何をしても自由」みたいなカオスで楽しかった。

 

以下フジロックの感想文。

 

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本番の2日前

 

バイト組はこの日に会場入りだった。従業員の寮がまるでしばらく前に廃校になった小学校みたいに貧相で、建物はイカ墨がこびりついたまな板みたいに黒く汚れていた。それが山の中にあるから半島の北側の社会主義国の炭鉱労働者の強制収容所みたいに思えた。

 

リハーサルでもやっていないかなぁとワクワクしながら会場の周りをブラブラした。会場設営や飲食店のテントの準備をしている人たちは沢山いたけど、リハとかスペクタクルな出来事は無かった。

 

冬はスキー場になる場所が会場だから、ステージは山を切り開いた場所にある。それでも周りは山しかなくて、猿やゴリラの研究者が集まってきそうな風景である。こんな野生動物のデパートみたいな場所でやるロックフェスティバルに果たして人間が集まるのだろうかと少し疑問に思った。13万人の集客を見込んでいるそうである。

 

本番前日(前夜祭)

 

まるで樹液に群がるカブトムシみたいに人間がゾロゾロと集まってきた。スキー場のゲレンデの一部を来場者に向けて、キャンプ場として解放していた。ちなみに、キャンプ場は冬季の集客が課題になることが多くて、スキー場は夏季になると閉鎖せざるを得ない。ただ、冬にスキー場の営業をして、夏はキャンプ場の営業をすれば(机上の計算だけど)1年中仕事ができるのではないかと思った。

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前夜祭は午後7時から始まるのだが、その前から会場はまるで高校の文化祭のように盛り上がっていた。本番はまるで合戦みたいな雰囲気になるのではないかと思う。

 

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